映画(ミュージカル): ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

以前から、ポスターなどで存在は知っていましたが、見る機会がありませんでした。先日久しぶりにTsutayaに行ったときに見つけたので借りてきたのを見ました。

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この作品については全然知らなかったので、Wikipediaの紹介文をお借りします。

From Wikipedia
全米各地を旅する売れないロック歌手のヘドヴィグ(Hedwig:女性の名前です)は共産主義体制下の東ドイツで生まれた。幼い頃のある日、母親から「愛の起源」についての話を聞かされる。アメリカ軍人ルーサーに出会い恋に落ちるまで、ヘドウィグはハンセルという名の男性だった。母親はルーサーと結婚しアメリカに渡れるよう、彼に名前とパスポートを与え、性転換手術を受けさせた。だが手術は失敗し、股間には「怒りの1インチ(アングリー・インチ)」が残された。そして2人はアメリカへ渡ったのだが、ルーサーは最初の結婚記念日の日ヘドウィグのもとを去っていってしまう。それはベルリンの壁崩壊の日だった。絶望に暮れるヘドヴィグは、昔抱いたロック歌手になる夢を思い起こし、韓国軍兵の妻たちを引連れバンドを結成する。アルバイトをしながら身を繋いでいたある日、同じくロックスターに憧れる17歳の少年トミーと出会う。ヘドウィグは彼を誰よりも愛しロックの全てを注ぎ込んだが、とうとう手術痕がばれて別れてしまう。彼は作った曲をすべて盗んだ挙句ヒットを飛ばし、いまや人気絶頂のロックスターに登りつめていた。ヘドヴィグは自分のバンド「アングリー・インチ」を引きつれトミーの全米コンサートを追いかけながら巡業し、愛を捜し求めていく。


う~~、これはなかなか深い映画でした。この主人公が生きた世代と、私の世代が近いこともあり(喜んでいいものか・・・?)、出てくるアーチストが分かる。そういう系の話なら割とあったりする。デビッド・ボウイがグラミー賞授賞式をすっぽかしてこのミュージカルを見に行ったという逸話もあるそうです。

そして、これは単なる過激なロックスターの半生を描いたお話ではないんですね。そして、性同一障害のロッカーの話でもない。最初は、”ベルベット・ゴールドマイン"のミュージカル版みたいな映画かと思ってたんだけど、全然違う。上手くいえないんだけど、性別、国籍、人種、言語を超えた愛を、主人公の歌を通して知る・・・みたいな映画だと思いました。。だから、この映画では、歌詞がものすごく重要です。とても深いんです。字幕の歌詞が無かったら、私この映画の良さ、多分わからなかったかもしれない。

歌詞がね~~、なかなか哲学的というか、深くて良いのですよ。想像していたのは、騒音に近いロックの数々。しかし、ここに出てくる音楽はなんとなくて、切なくて、暖かくて、悲しくて、それが主人公のの過激なビジュアルと正反対ではあるんだけど、そんなに若くない主人公の分厚いメイクが逆に、悲しさを誘うわけです。てくるアニメーションもなかなか味があっていいんだなぁ。



PS: 映画の状況とは違うから同じラインで語っていのかは分からないんだけど、映画の中のワンシーンで印象的な所があるんです。トレーラーハウスの狭い部屋の中のヘドヴィグとトミー。(トミーはロック歌手に憧れる少年で、カリスマあふれたヘドヴィグを尊敬し、彼からロックについての手ほどきを受けるんですね。そして彼に恋心を抱いています。だけど、この時点ではヘドヴィグのangry inchのことを知らない。のちにトミーは、ヘドヴィグを捨てて、共作も自分の作品として、スターダムにのし上がってしまうんです。まだ、そうなる前の2人です。)隣のハウスからあのタイタニックのテーマソングが聞こえてくる。”愛は永遠に続くと思う?”と聞いたトミーに、ヘドヴィグは、”いいえ、でもこの歌は永遠に続くわ”と答えたんです。

ふと、トンのこと思い出しちゃったんですよ。ずっと東方神起でいたいと言ってても、結局は分かれてしまった。そう、気持ちって変わるもんね。だけど、東方神起が存在したということは永遠だと思うんですよ。ふと、今の東方神起の状況が自分の中で理解が出来た気がしたんですね。

万人にお勧めできる映画ではないかもしれないけど、先入観なしで見てもらいたい映画です。5点満点で★★★。いつかこのミュージカル見てみたいですね。spamalotでちょっと出てきますよ。
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by the_big_blue | 2010-12-19 14:37 | Entertainment