”劇団四季” オペラ座の怪人” 幻の市村正親ファントムCD
2005年 01月 08日オペラ座の怪人のCDは、オリジナルロンドンキャスト(サラ・ブライトマン&マイケル・クロフォード)、劇団四季の10周年記念キャスト(ファントム:今村清隆)を持っています。この他に、ネットでファンの人から送ってもらったわが愛する小太りファントム様、現ロンドンのオペラ座の怪人(Mr. John Owen-Jones)、の音楽ファイルを数種類。
好みを言わせてもらえば、やはり、最初の刷り込みというか、実際に舞台を見てインパクトが大きかったロンドンの生録音版が一番好きです。何回聞いても飽きることがありません。皆さんにもお聞かせしたいです。ただ、5曲分ぐらいしかないので、足りない分はオリジナルロンドンキャストを聞いてカバー。やはりこの2つは間違いなく定番でしょう。
劇団四季(日本語版)で持っているのは劇団四季のロングラン10周年記念キャスト(今村ファントム)。もう退団されていますが、声に落ち着きがあるところが若干こぶとりファントム様にも似ているので、このバージョンは好きです。どうしてもファントム自体に思い入れが強いため、声で好みが左右されます。音楽にのせるとやはり英語の音の美しさにはかないませんし、語呂合わせに無理がある日本語詩が聞き辛い所もありますが、そのまま意味が理解できるところはいいですね。
他の劇団四季のバージョンも聞きたいと思っていたら、なんと幻の市村バージョン(ファントム:市村正親)を借りることが出来ました!!現在、市村バージョンは市場では手に入らないため、オークションでは3万円以上で取引されているというシロモノ。それだけ出して買えないけど、一度聞いてみたいと思っていたらこの手に・・・。これは、今日の小さな幸せだわ。わくわくです。
怪人: 市村正親
クリスティーヌ: 野村玲子
ラウール: 山口祐一郎
カルロッタ: 斉藤昌子
メグ・ジリー: 青山弥生
マダム・ジリー: 柴垣裕子
ムッシュ・アンドレ: 沢木順
フィルマン: 山本隆則
ピアンジ: 北川潤
ブケー: 水島弘
豪華キャストです。
市村ファントムの声は甲高くて、軽い感じ。じじい怪人様のマイケルクロフォードの日本語版という感じがしなくもない。手本となったであろうクロフォード氏に影響を受けてしまうのは仕方がないか?どっしりとして、セクシーで男っぽいファントム(私が好きなこぶとりファントムタイプ)というよりは、それを65パーセント位乾燥させたようなファントムです。かといって、クロフォード氏のような中年のいやらしさはないですね。
最初に見たファントムを基準に考えてしまうため、個人的にはぴぴっとは来ませんでしたが、これがあの市村ファントムなのかぁ・・と感慨深いです。これから何回か聞き込んでいくと印象が変わって、それぞれの怪人の良さが見えてくるんですね。最初は嫌いだった、クロフォードファントムも好きになりましたし。
劇団四季の中では、10周年ロングランキャストの勝ちかな?
市村版ではラウールの山口祐一郎さんは適役でした。甘くて、若々しく、しっかりした声がぴったり。10周年ロングランキャストのラウールは歌はあまり上手じゃなかった。残る山口さんの演じるファントムのCDも聞いてみたい。
クリスチーヌの野村玲子さんも10周年の井科さんも、どちらも声の感じが似ています。CDの一枚目は野村さんの音が外れているところが結構あって気になりました。井科さんのほうが安定した声だと思いましたが、トータルで見るとどちらもそんなに違いはないかなという感じ。若干野村さんのほうが落ち着いた感じか?野村さんはかなりの美人だったので、舞台でみたら印象は変わるかも。
アンサンブルは、だび重なる公演でこなれてきたせいか10周年記念のほうが上手で、ハモリの部分も良いです。あと、カルロッタの声がカエルの声に変わっちゃうシーンは面白いですね。
映画のほうもやっと今月末に始まります。サントラ版をちょっと聞きましたが、ロック調というかポップな感じですね。荘厳なというよりは、ライトな印象。映画は見てからまたレポートいたしましょう。
映画といえば、カンフーハッスルがみたい~~。
少林サッカー大好きなんですよね。
by the_big_blue
| 2005-01-08 01:09
| POTO-JOJ, Gerry