元気をもらった本: ひとつのいのち、ささえる言葉

元気をもらった本:”ひとつのいのち、ささえる言葉”(新垣勉)マガジンハウス

2年近く前だったか、”むぎ畑”という歌をテレビで聴いた。
♪ざわわ、ざわわ、ざわわ♪というフレーズが妙に印象的だった。
戦争の歌で、とても哀しく、心に訴える歌でした。知らず知らず涙が出てきました。
ちょっと太めの男性のオペラ歌手が歌っていたのだけ覚えていました。

最近、あのときの男性歌手が新垣勉という人で、ものすごい人生を送ってきた人だということを知りました。その人の書いた本が、この本です。

彼は沖縄の読谷村に生まれ、父はメキシコ系アメリカ人。生まれてすぐ助産婦に誤って劇薬を点眼され、失明。一年後両親は離婚し、父はアメリカへ。母は再婚するには子供がいないほうがよいと祖母に預け再婚し、子供を2人もうける。育ててくれた祖母は、中学生のときに亡くなり天涯孤独に。自殺しようと思ったところを友人に見つかり、未遂におわる。その後、ある牧師さんに出会い、牧師を目指し、その後歌手としてもの道を歩むことになります。

生まれながらの不運。何度も死んでしまおうと思ったり、両親を恨んだりしたそうです。自分の存在価値を認めることが出来るようになるには、長い時間がかかったそうです。その逆境をバネにして、今は歌を通じて人に勇気を与えてくれています。彼は、いろんな人に出会い、助けられています。彼の素晴らしい所は、出会いをちゃんと受け止めて、その出会いで成長しているのです。周りにいい人がいるのではなく、彼が素晴らしい人を引き寄せているような気がします。

”人は出逢いで決まる。人は出逢いで変わる。人は出逢いで成長する”

彼の言葉、心にずーんと訴えてきます。電車の中で読んでいたのですが、涙が止まりませんでした。中学生で天涯孤独。想像もつかないほど悩み、もがき、苦しんだと思う。彼の語る言葉だらこそ重みがあります。苦しみを知っているから、人の苦しみがわかる。
私の悩みなんて、全然甘ちゃんだ~~。明るく、上を向いて歩いて行こう!
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by the_big_blue | 2005-01-17 15:32 | Life