韓国映画:父、山(ユ・スンホ)

ユ・スンホくん祭りは続いています。全く知らない映画でした。オリジナルタイトルが、「부산」、日本のタイトルが、「父、山(プサン)」。タイトル通り、韓国の釜山が舞台です。2009年の映画なので、約3年前。

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どうしようもない博打好きの飲んだくれの父親に育てられた息子(スンホ)は、ひどい扱いを受けながらも真っ直ぐに育っていた。その息子が病気だということがわかり、肝臓移植をしなくては助からないことに。息子にあげればいいのに、借金のカタに肝臓取られるようなどうしようもない父親だった。殴られても、罵られても父親に手も上げない息子(日本だったら、絶対殴り返してる!)が健気すぎるが、イライラもする。そんな父親が、父性愛に目覚めていくお話。なんか多いよね、韓国って、隠し子とか、育てている息子が自分の子じゃない話。


スンホくんの役を除いては最低な馬鹿な男どもの映画だと思って見てました。最近私が見る韓国映画は、悪い言葉で怒鳴って、殴ってばかりのヤクザ映画ばかりで、ちょっと辟易してきたところです。今回も、同じような展開でうんざりしかかってましたが、スンホ君の姿を見るだけで、目が浄化されました。


おまけにこの映画、”カシコギ”ばりの、病気ネタ、移植ネタ、そして、母親ではなく、父と息子の愛情を描いた作品になってます。(カシコギは辛いお話でしたが、出演者の熱演はよかったです)

映画の前半は、スンホくんが出る映画はどうして、みんな悲しくて、辛くて、病気で、親に恵まれない話ばかりなんだろうと思って見てました。

父親役が、”映画は映画だ”のぶよぶよしていやらしい映画監督で、嫌いなんですけど、”ハローゴースト”ではとてもいい味を出している役者さんが演じています。映画の後半になると、少し気持ちが入っていきます。

映画としては、かなり微妙ですけど、スンホくんの涙を見ると、点を上げたくなりますね。”ソル薬局”のブルータスが出てたのもちょっと嬉しかったりする。”ドリームハイ”のいやらしい校長先生もいた。後半に別の父親も現れて(だいたい韓国映画見ていらっしゃるなら想像がつくかと思いますが)、盛り上がってきます。日本語のタイトルが「父、山」で意味がよくわからなかったのですが、最後に画面に出てくる言葉で意味がわかります。

”父山”


プサンとかけてるのでしょうね。スンホくんが出てなかったら、もっと低いと思う。5点満点で★★。映画としてはイマイチだけど、スンホくんのファンなら、見てもいいと思います。目に涙を浮かべるシーンの美しさったらないっすよ。スンホ君は、いい演技をしているけれど、作品としてそんなに良いのに出会っていない気がしますね。でも、若い頃からすごい作品に出会ってしまったら、身を持ち崩してしまいそうだから、これからじっくりと時間をかけて素晴らしい作品にであって欲しいです。
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by the_big_blue | 2012-09-03 02:07 | K-POP, drama, movie