NTL "フランケンシュタイン” (ベネクリーチャーver.)

先々週末に、巣鴨でファイト餃子を食べて元気をつけた後に、National Theatre Live の フランケンシュタイン Version B(カンバーバッチ怪物)を見てきました。Version A(カンバーバッチ博士ver.)はその1週間前に見ました。その時のレポはこちら→ナショナルシアターライブ "フランケンシュタイン" 見てきました (ベネ博士 ver.)

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初回見たときは、圧倒されっぱなしでしたが、2回目は少し余裕をかましてみることができ(笑)、途中に眠たくなったぐらいでした(ヲイヲイ!)。前回は2列目。今回もコンサートなら最高だった最前列。映画館だと、かなりの苦痛です。画面が歪んで見える。

今回は、舞台のセッティングも見る余裕ができました。円形の小さいステージですが、真ん中が回転し、奈落からセットが出てきたりします。セットが回転すると、裏側が別のセットになるという仕組み。また、上から家が降りてきたり、梯子が下りてきたかと思えば、湖のほとりの小道になったり洗練されています。まさかの本当の焚火も出てくるし、火花も散ります。舞台はとても堅そうな板の間風で、、その上をのたうちまわる怪物はさぞかし痛いだろうと思って見ていました。怪物が殴られるシーンは本当に殴っているように見えましたが、どうなんでしょう?無駄のない舞台セッティングでした。撮影カメラが数台あり、天井から舞台を見るアングル、アップもあるので、劇場とは別の楽しみ方があります。

また、舞台で印象的だったのは照明です。ライトが銀河のようでした。良く見れば裸電球の集まり。一つ一つはシンプルなのに、集まるといろんな顔を見せる機能的な照明。

音楽はUnder World。私は全然知らなかったのですが、有名なグループのようですね。知り合いにこの舞台のことを話したら、Under Worldが音楽ってところに食いついてきましたよ。不思議な音楽でした。

ベネ怪物と見るまでは、最初に見たJLM怪物の方が良いのでは?と想像していました。なぜなら、冷静で崩れないイメージのカンバーバッチさんがパンツ一丁姿で怪物を演じる姿が想像出来なかったからです。でも、見た後は、考えが変わりました。ベネ怪物バージョンの方が好きかな。友人は、JLM怪物の方が好きだといってましたので、好みの世界ですね。カンバーバッチさんは、博士役は間違いなく適役で、怪物も素晴らしかったです。両方演じてほしいぐらいですが、同時には無理ですね。

博士と怪物は敵であり、同士であり、家族であり、分身のような存在です。ダニー・ボイル監督の考えで俳優二人が役を交互に演じることで相乗効果を期待したとコメントで言っていましたが、確かにそうだと思います。演じる方は大変だったと思いますが・・・。

JLM博士は、私には博士らしく見えなかったです。知的さや、冷酷な感じが足りない気がしました。バージョンAと比べてみると、ベネ博士は、クールな雰囲気がとても似合っていたし、JLM怪物に対して上から目線で、優位に立ってる(立とうとしている)気がしました。

ベネ怪物は、演技もビジュアルも迫力がありました。背が高く、足が長くて、以外にがっちりした骨格でした。最初に出てくるシーンではお尻が丸見えでちょっとひやひやしました。JLMさんを見ている時は全くヒヤヒヤ感がなかったのはなんででしょう?動きを憶えていくくクリーチャーの姿がベネ怪物の演技は素晴らしかったです。関節の動かし方があり得ないような動きで凄かったです。触ると皮膚が冷たそうで、哀れさをあまり感じませんでした。皮膚が乾燥していて堅くてとげとげしいイメージ。対するバージョンAのJLM怪物は、赤ちゃんが成長していく姿と重なり、子供っぽくて、可愛さもあって、捨てられたペットを見ているような哀れさが印象に残りました。こちらは柔らかくて小さくてべたっとしているイメージ。

ラストのシーンは、ベネ怪物が博士を手玉に取っているイメージがあって、最終的には二人が友人のように仲良くなって旅立っていくような明るい(爆)未来みたいな印象が残りました。

個人的には、目の見えない老人役のは俳優さんがとっても素敵でした。二人で仲良く歌ったり、勉強するシーンはどちらのバージョンとも微笑ましかった。あと、スコットランド?の田舎の漁師さんの甥っ子の人の話し方が(多分、すごく訛ってるみたいウケていました)面白かったです。

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1回目見た時から思ってたけど、エリザベス役の女優さんが苦手。映画にも出てるらしいけど、私は見たことがないです。声とべとっとした話し方が苦手でした。

字幕は、結構省略してるみたいです。今回も漢字の変換間違いがありましたが、Version Aの時より若干字幕が自然になっていた気がします。確か、翻訳は日本語ネイティブではない方だったのでうしょね。今回は、日本人の方の監修がはいったようなクレジットが入っていました。

とにかく、このような素晴らしい演劇が日本で、字幕付きで、素晴らしいアングルで見られただけでもラッキーだと思います。もちろん生がよいでしょうが、私は字幕が必要だからこれで良し!

今回の公演前までに原作(翻訳)を読み終える予定でしたが、結局読み終わらず、昨日やっと読み終えました。原作はとても面白かった。単純に娯楽としても面白いし、とても深い本だと思います。フランケンシュタインというのは怪物を作った博士だというのは、この演劇で知りました。多分、ほとんどの人が怪物の名前だと思っていると思います。この怪物には、博士からは名前さえも与えられなかったんですよね。

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舞台を見ていたので、シーンを目に浮かべながら読めました。違うところもありますが、原作に割と近い内容だと思います。ちなみに、韓国で上映中のミュージカルのフランケンシュタインは設定がだいぶ原作とは異なるようですよ。今、イギリスで撮っている映画はどうなんでしょうね?

さてさて、次は、4月末のトム・ヒドルストンさんのコリオレイナス。全く知らないシェークスピアの世界でついていけないと思うけど、見に行くつもり~~。
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by the_big_blue | 2014-04-14 10:42 | Entertainment