テレビ映画: ローレンス・オリビエ "リア王”

一昨日の、”オセロ”に引き続き、”シェークスピア入門大会”開催中です。(同時開催、ドラキュラ大会、シャーロックホームズ大会、オペラ座の怪人大会、ジェラルド・バトラー大会。)ちなみに、また、これらの大会のほかに、アガサクリスティー大会、コリン・ファース大会、イギリス文学大会、白黒映画大会も予定しています。

今日は、かのローレンス・オリビエの”リア王”です。私が見たことのある彼の作品といえば”ラストエンペラー”ぐらいなもので、彼のシェークスピア俳優としての演技を見るのはこれが初めてです。

”リア王”は、シェークスピアの4大悲劇の中に入るといわれています。あと、ハムレットと、マクベスを見なくてはならなくなりました。今回見たのは、イギリスのテレビ用の作品で(この前みたシャーロックホームズのテレビシリーズと同じグラナダTVが作っていた!)、1983年のイギリスの作品。ビデオ2巻で、74分と88分。図書館で借りましたが、現在は販売されていないようです。ネットで63000円で売られているのを見つけましたが。エミー賞グランプリを受賞しています。

主役のリア王はローレンス・オリビエ。
テレビ用なので、スタジオで撮影しているせいか、セットはとてもちゃちいです。私がしっていたリア王の話は、3人の娘がいて、上の欲の深い2人の姉は口が上手くてちゃっかり父親から財産を分けてもらうけど、正直な末の娘は正直すぎて口で上手いことを言うことをせず、リア王の怒りを買う。しかし、あとでリア王がだれが正しかったかを知るという話。

王の三人娘はドロシー・テューティン(ゴネリル)、ダイアナ・リグ(リーガン)、アンナ・コルダー・マーシャル(コーディリア)。娘たちは若いイメージだったのですが、出てきた娘は40~50歳といったところ。もうちっと若くてきれいな娘を使ってほしかった。あと出てくる人たちの顔が似てるもんで、見分けがつかなくて困った。ジョン・ハートが道化師の役ででていたのにはびっくり。

というわけで、映画ではないので、ちゃちいつくりの作品でした。
しかし!それでは終わらないのです。つくりはちゃちくても、ストーリーに思わず引き込まれてしまいました。家族愛、家族の確執、恨み、野心、策略、親子愛、忠誠心、愛国心、これらが同時に絡み合い、見る人を飽きさせない。もう、姉2人は鬼嫁って感じで、昼間のメロドラマ並のすごさ。”オセロ”より動きがあって、分かりやすいので、私のような初心者向きかもしれません。とにかく、舞台なので、語りが多いですが、いい台詞があります。もちろん、原文で分かれば一番いいのでしょうが、日本語の古文だってままらなないのですから、贅沢はやめましょう。でも、劇中の台詞があちこちの文章とかで、引用されて教養をちらつかせる(?)のに使われているのでしょうか(笑)。

中世ものみてると、toad(かえる)、curse(のろい)という言葉が耳につきます。たまたま、そういう言葉だけを私が気にしているせいなのかもしれないけど。オペラ座の怪人にもリア王にも出てきたし、他のにも出てた。これって、面白い。

シェークスピアの初心者のため、これも評価はしないことにします。でも、私はこの物語は好きでした。
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by the_big_blue | 2005-04-03 20:34 | Entertainment