旅の本: スコットランド旅の物語

b0021101_167898.jpg"スコットランド旅の物語 土屋 守 (著)”

スコットランドのことが知りたくて、本をさがしていたら、なかなか良い本を見つけました。まじめな歴史書だとつまらないし、きれいなところを回っただけの旅行記じゃ物足りない。丁度知りたいと思っていたところを答えてくれます。

この著者はロンドンで日本語新聞出版者として働いていたそうです。その当時ひょんなことからアラン島を訪ねたことからスコットランド(&スコッチウイスキー)に魅せられ、何十回と訪ねることになったそうです。美しい写真と分かりやすい文章。それに加え著者によるスコットランドの歴史、文化、文学の知識が豊富に盛り込まれているのが魅力です。

単なるガイドブックではないので、スコットランド全土を網羅しているのではありません。アイラ島、アラン島は、ウイスキー紀行。他に、エジンバラが過去の歴史に絡めて紹介されています。読んでたらパブに行きたくなりました。私は、ほどんど下戸なのでウイスキーの事は良くわからないのですが、ウイスキーの章(2章ほどある)は面白かった。アイラ島の水は茶色だそうです。でも、この水はとても美味しくて飲料可能だそうです。この水で作ったからこそ、美味しいウイスキーができるんだそうな。水のほかに大切なのがピートモス(土)。これを干してウイスキーの原料となる大麦を薫煙するそうです。このピートモスには島に育ついろいろな食物の栄養が含まれています。薫煙することによって、ウイスキーにヨードのような、海草のような独特の味が出るそうです。一体どんな味がするのか飲んでみたくなりました。

他に気にいった点が2つ。食いしん坊にはポイント高いです。
1つめは、イギリスの伝統料理について、写真付きで沢山紹介されているのです。聞いたこともないものも載っていてワクワクします。でも、やっぱりイギリスの料理だけあって、素朴なものが多いです。バーンズが好きだった"ハギス”も載っています。これはヘビーで、美味しそうには思えないのですが、もし行ったらトライしてみたいです。

もう1つは気にいったのは、ロバート・バーンズの章があること。彼の生家、住んでいた家、資料館についての情報もあります。彼の生い立ち、家族、家庭、恋愛、詩(対訳付き!)についても分かりやすく書いてあって嬉しい。どうして彼の詩がそんなに人気を得たのかが分かります。37歳の短い人生でしたが、波乱万丈な人生だったのですね。9人も子供がいたというのもびっくる。今までバーンズの説明を読んでも今ひとつぴんとこなかったのですが、これでかなりイメージがはっきりしてきました。映画 "Burns"の主役、一体誰が射止めるのでしょうか?
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by the_big_blue | 2005-06-07 16:05 | travel, diving, ovtd