童話 ”床下の小人たち”(メアリー・ノートン作)を読んだよ
2005年 10月 28日指輪、ナルニア、ハウル、ハリポタと英国産のファンタジーが空前のブームになりつつあります。最近は、姪から面白い本情報がはいるようになってきたので、また読もうかなというモードになっています。大人が読んでも、十分楽しめますね。
”床下の小人たち”、メアリーノートン作は姪っこの最近のお気に入りだそうで、ほかにシリーズで何作かあるらしいです。
でも、やっぱり正しい?童話の会社って、岩波か福音館が多いですね。私が子供の頃からこの二つの会社には憧れというか、恐れ多い気持ちがあります。
借り暮らしをしている1つの家族(the borrowers)の話です。両親とおんなのこが、ある家に住んでいます。昔は仲間の小人家族もたくさんいたのですが、どんどん”移住”して(出ていって)しまい、いまは3人きりです。彼らは生活に必要なものを人間の家から”借りて”暮らしています。人間に言わせると”盗む”ということなんですけどね。そこで、静養に来ていた一人のおとこのこと出会います~~。
現実にはありえないであろうとわかっていても、こういう夢のあるお話ってやっぱり楽しいですね。子供の頃ほど純粋に楽しめないけど、こういうことを楽しめる余裕というものを持つのは大切だなと思います。
この物語の語り手、メイおばさんが、小説の終わりのほうで言うんですよ。この言葉がなぜかとても私には印象的でした。
”お話というものはね、けっして、ほんとにおわるってことはないんだよ。いつまでも、いつまでも、つづくものなのさ。ただ、ときどき、あるところまでいくと、話すのをやめるだけなんだよ。”
いろんなところに、まだだれもしらない、いろんなおもしろい物語があるんだろうな~~なんて思いました。多分、わたしのところにもあるんだろうけど、うまく言葉にできないんだなぁ。絵本作家とか童話作家になりたいと昔、思ったことがあるのを思い出しました。
by the_big_blue
| 2005-10-28 16:31
| Entertainment