映画: シービスケット

b0021101_10384763.jpg”スパイダーマン”に突付続き、トビーちゃんシリーズ。予告編を見てからずっと気になっていた"シービスケット”をみました。大恐慌時代のアメリカに実在した馬の話だそうです。私自身は競馬もしないし、馬にさほど思い入れは無いのですが、そういう人でも楽しめる映画だと思います。(どちらかというと、のら猫が好き!)、でも、最近イギリスの時代劇ばかりみているるもんで、やたらと馬がよくでてきます。そのせいもあって、少しずつ馬に親しみと逞しさと美しさを感じている今日この頃ではあります。伝説的な競走馬の馬の話はありますが、人間の話でもあります。

主役の3人、良いです(^o^)丿。
失意を経験するも、おおらかで明るい大富豪にジェフ・ブリッジス、変わりものの調教師にクリス・クーパー、家族に置いていかれた孤独な騎手にトビー・マグワイヤー。

トビーのスパイダーマンは、楽しくて大好きで当たり役だと思うのですが、どうもこの手のものはおもしろかったわねぇ~で終わってしまいがち。トビーのよさは、こんな地味だけど暖かい作品、シービスケットや、サイダーハウスルール(かなりお勧め。マイケルケインととても息が合っている)のようなところで出るのだと思います。彼には、ハリウッドの中にいても、スレずに成長してほしいなと思っておりますが。

ジェフ・ブリッジスは、なんか大きい感じがして、まさに”アメリカ!”を体現している人だと思う。健全にセクシーだし、男らしい。最近イギリス映画やイギリス人の出ている映画をよく見るけど、ジェフのような雰囲気って逆にイギリス人には出せないだろうと思う。そこが彼の魅力です。こういう大きさって、なんかうらやましい。ビッグ・リボウスキ、フィッシャー・キング、恋の行方、どれもお勧めです。

クリス・クーパーはアメリカン・ビューティの恐ろしいお父さん役が非常にインパクトがありました。個人的には、アカデミー賞で助演男優賞を取ったときの彼のほんとうにうれしそうな顔が印象的でした。いままでずっと地道に脇役をやってきて、やっと認められたそんな気持ちが一気に現れたようないい顔でしたよ。シービスケットでも、言葉少ないながら、射すくめるような視線が目に焼き付いています。

過去の歴史を要所要所で振り返りながら話が進みます。まさにアメリカンドリームを語る映画。”諦めなければ人間なんでも達成出来る”という、ありがちなパターンの映画ではありますが、美しい自然風景、時折織り込まれる文学作品の引用が、この映画に詩のような落ち着いた品格を与えています。秋のニューヨーク州の紅葉のシーンがとても美しいです。五点満点で★★★1/2。
[PR]
by the_big_blue | 2006-01-16 10:44 | Entertainment