余韻が続く・・・ ”ブロークバックマウンテン”

b0021101_23513348.jpgやっとやっと、気になっていた映画”ブロークバックマウンテン”を見に行きました。正直いって、自分の中での大傑作ではないけれど、心の中に不思議な重さを残している。それが何なのか、まだはっきりとは分からない。

まずは、ストーリーよりなによりあの大自然に圧倒された。ワイオミングという設定になっているが、実際のロケはカナダのアルバータ州やロッキー山脈で行われたそう。10年前にちょっといたカルガリーの町とキャンプ旅行をしたロッキーの山々を見て、昔の思い出がフラッシュバックしてしまった。広く青い空、そびえ立つ雪のかぶった山々、とんがった稜線、バックカントリーキャンプと、静かな湖での釣り、一緒に旅をした友。何も無い町、ピックアップのトラックばかりの殺風景な道・・・。そのときの思い出が一気に押し寄せてきちゃって、それだけで胸が一杯になってしまった。

それにくわえてあの2人の若いカウボーイ。将来有望な若き俳優がよくぞこの映画に出ることを決心したと思う。2人でいるときの幸せそうにじゃれあっている姿が忘れられない。ただ、幸せな日々はそうは続かないし、現実はリアルに押し寄せてくる。”ブラサーズグリム”でハンサムでもかっこよくも思えなかったヒース・レジャーには何も期待していませんでした。それよか、かわいい青いおめめぱちくりこんのジェイクがを楽しみにしていたこの映画でしたが、意外や意外、ヒース・レジャーに心を掴まれてしまった!口下手、無骨、無愛想、世渡り下手で不器用なイニス役にヒース・レジャーがぴったりはまっている。アン・リー監督が彼をべた誉めていた理由がやっとわかった。彼が心を隠して、一人になったとき悲しくて膝から崩れ去るシーンは壮絶。こんなにもイニスはジャックのことが好きだったんだと。ヒースって、すっごいハンサムで素敵ではありませんか。私の目は節穴だった。新作”カサノバ”も気になります。

映画は悲しい結末を迎える。二人の重なったシャツを見るのが切ない。たんすの後ろに取って置いたジャックが可愛い。残されたイニスの気持ちを考えるとこちらまで胸が辛くなる。陰と陽のような2人。原作者のアニープルーは、”シッピングニュース”そうだが、世の中で一般に言う”はずれもの”の気持ちを淡々かつ暖かい目で描くのが上手い。映画も見た事だし、これから原作の短編を読もう。まだ、わたしの中ではまとまってないんだけど、5点満点で★★★★だ!
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by the_big_blue | 2006-04-16 23:53 | Entertainment