”猛スピードで母は”と ”ジャンプ” の読書感想文

b0021101_1525064.jpg先日、芥川賞と直木賞の発表があった。普段は新聞で記事を読むだけ。わざわざ受賞作を読んだりはしない。しかし、たまたま借りた本が第126回芥川受賞作だった。数年前の本の雑誌を読んでいたらお勧めだったから借りてみただけ。そのあと受賞したらしい。

猛スピードで母は(長嶋有)を読みました。単行本には二作品がおさめられていて、"サイドカーに犬”も入ってます。受賞作はそのもう一つ。正直いってたいして面白くなかった。こんな感じの話なんて、腐るほどあるんじゃないかと思ったけど、特別なものがあるのでしょうね。凡人には分かりませ。読みやすいので、さらっと楽しくは読める。でも、これが天下の芥川賞を取るほどのものなのか全くわからなかった。ただ、淡々とある親子の話を(ちょっとかわった母親)描いただけで、読後になんの感情も巻き起こさない程度の本。なにがすごいのか教えて欲しい。

ということで、読み直しだ!今日は、くそ暑くて、スポーツクラブに行くのもかったるい。朝、自分でおいしい具沢山のスープを作って3倍も食べたら動けなくなった。読書の日に決めた。

b0021101_15305772.jpgお口直しは、ジャンプ(佐藤正午)。こちらも本の雑誌で誉めてあった。(本の雑誌はいまでこそちゃんとした雑誌?になっていましたが、昔はもっともっと不思議で、いつ出るのかも分からない雑誌でした。当時大好きだった椎名誠さんはいまも編集人だし、大好きな群ようこさんが働いていた雑誌でもあります)。名前は本屋で見たことがあるが読むのは初めて。

書評では、文章が上手でずっと注目している作家だと書いてあった。この人の本、確かにぐいぐい読ませる。ミステリーなんだけど、恋愛小説のような。一般のジャンルにははてあめられない話だが、ほんとに一気に読んでしまった。さっきの芥川賞の10倍面白いし、あとで、なんとなく心に痛いような、後悔のような感情が残る。決して嫌な感情でない。話は、ガールフレンドの行方が突然知れなくなり、それを探る男性が、最後に知る結末とはどうなったのか??人生は、ささいなあることが変わっただけで、全く違う結末にたどり着くことがある。もしも・・・・だったら・・・だれもが持つこの気持ちを最後にどう受け止めることが出来るのか。幸せと考えるか、それとも後悔するのか。これはお勧めです。
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by the_big_blue | 2006-07-15 15:41 | Entertainment