泣いちゃった本 ”流星ワゴン”

b0021101_9444622.jpg土日は読書、映画三昧でした。22才の会社の女の子に薦められて読んだ本がこれ:"流星ワゴン”重松清

この作家さんの名前は知っていたが、読んだのは初めて。いや~~~、泣きました。泣く小説だなんて全然しらないから電車の中とかでぽろぽろ泣けて困った。私は”セカチュー”とか最初から泣かせます!みたいな小説は生理的に受け付けられない。セカチューは一応読んでみたけど、感動もしなかったし、泣けもしなかった。そういうひねくれものですが、これは単純に胸を打つ。本を読んで泣くのは久しぶり。

簡単に言うと、リストラされて、妻はテレクラ通い、子供は登校拒否になり、父親は故郷で死にそうな30代後半の男。酔っ払って、終電にのり、たどりついた駅で寝ている男の前に一台のワゴンが現れる。ある親子が運転するワゴンにのって、自分の大切な場所を旅していくという話。ファンタジーだが、話は甘くない。ぜひ一読をお勧めしたい。

しかし、これは22歳の子が読む本じゃないぞ!この気持ちがわかる22歳の子というのもまた凄い気がするが(妻の不倫とか、子育てとかそういう話題が多い)。小学生ぐらいの子持ちの男性が読むと1番ぐぐっとくるのではないか。私は女性で、子供も居ないけど、主人公の年齢に近いからけっこうすんなり感情移入が出来た。これは、親子の話。自分が子供だったときって、親って完璧だと思ってた。強かったし、しっかりしてたし、悩みとか迷いとかなんてあるなんて思っていなかった。でも、自分が大人になってみてわかるけど、大人だって迷う。弱みもある。そして、強かった親は老いていき、弱くなりいつかは去っていく。でも、どんなに大人になっても親にとって子供は子供のようである。3組の親子の話なんだが、ついつい自分や親の姿と重ねてしまって、涙が止まらない。
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by the_big_blue | 2006-07-18 09:49 | Entertainment