クライヴ・オーウェンの映画 見直しプロジェクト(第二弾) ”すべては愛のために”

b0021101_10475384.jpg"すべては愛のために”を見直しました。

これを見たときは、まだブログをはじめていませんでしたが、公開時に招待券をもらって見に行きました。一緒に行った友人と、最悪のメロドラマだったと話していた印象があります。ジョリーが、似合わないニットのアンサンブルにパールのネックレスなんかしちゃって、貞淑な上流階級の夫人を演じている姿に非常に居心地の悪さを覚えたのを思っています。また、当時はクライブ・オーウェンのことを知らずにいたので、かっこいいけど、男くささがプンプンする、B級俳優っぽい人だなぁと思ってました。評価するとしたら★でしょう。邦題が悪すぎる。Beyond Borders(国境を越えて)がどうして、すべては愛のためになんて陳腐なタイトルになるかね?

この映画を見てから数年たち、Gerryと共演するTR2で、勇敢でかっこいいジョリーを見て、また慈善活動に取り組むジョリーもみて、そして、細いくせにめっちゃんこスタイルが良い姿にも好感を持つようになりました。そして、何気なく見ていたB級俳優さんが、実はとても素敵な人だと判明して、再び鑑賞してみることにしました。

ここには、2つの話があります。貧困に苦しむ人の姿。映画で出てくる痩せ細った子供、貧困にあえぐ姿は非常にリアルで胸につまされます。こういう自分の命を顧みずこういった草の根の活動をしている人たちの姿を描いているという意味で、非常にメッセージ性のある映画だと思います。こっちは文句はつけられません。

もう一つは、一歩間違うとハーレクインロマンスに成り下がってしまいそうな愛の話。確かに、ひとつの愛を貫いた2人というのは美しいですが、捕らえようによっては、お金持ちの上流階級の奥様が一時の感情で慈善事業に燃え、かわいい息子も出来たのに夫は後に失業して浮気。かたや、奥様は慈善事業でであった医者に恋をして、トロイメライを弾き、最後にはチェチェンまで家族を捨てて追っかけて行くというどうしようもない不倫ドラマ。

この二つのあまりに高尚と低俗なコンビネーション。非常に評価が難しい。しかし、純粋に入り込んでしまえば、この医者(クライブ・オーウェン)は耐え難いほど魅力的だ。正義感に燃え、難民の救済に命を賭け、自分が傷つかないように心を麻痺させて日々戦う姿。んでもって、ワイルでハンサム。いいじゃないですか、ハーレクインでもどうでも、という気になってしまう。最後のラストも、ちょっとびっくりだったけど、私は甘くなくて好感。しかし、ほとんど話をまたしても忘れていた。

ということで、評価は、キング・アーサーに引き続きアップしました。★から★★★に評価上げます。さて、このあとは、クローサー、ボーンアイデンティティ、シンシティの再鑑賞が待っています。
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by the_big_blue | 2006-11-29 10:48 | Entertainment