新年一発目の映画は衝撃的! ”ベント~堕ちた饗宴~

あけまして おめでとう ございます。

昨年は、私のつぶやきをきいてくださってありがとうございます。ことしも、いろいろ勝手気ままに書いていきます。今年も、懲りずによろしくお願いします。

b0021101_14394129.jpgさて、今年の第一発目の映画は、ベント~堕ちた饗宴です。Clive Owenが主演しているから見ました(笑)。日本では、DVD化はされておらず、現在はビデオが出回るのみ。ネットでは、結構高価で取引されています。TSUTAYAでレンタルされているのを見つけたのは嬉しかった!しかし、行くたびに誰かが借りていて、やっと年末に借りることが出来ました。

容(「VIDEO INSIDER JAPAN」データベースより)
第2次大戦中のアウシュビッツを舞台に、同性愛者として迫害された男たちの悲劇を描いたドラマ。ミック・ジャガーが女装のクラブ歌手役で特別出演したことも話題に。


ベントはもともと舞台劇で、数年前には日本でも上演されていたのを記憶しています。1997年の映画で、クライブ・オーウェンがブレイクする前のイギリス映画です。新年一発目の映画としては、かなり衝撃的でした。戦争とホモセクシュアルとテーマがとにかく重い。予想通り、内容もとっても重くて、~。音楽もとっても暗いですよ~~。セリフは少な目。情景描写が多く、映像で見せる映画です。”ユリシーズの瞳”とか、”猟人日記”を見ているときのような、灰色の雲の中にいるような重苦しい、淡々とした雰囲気。映画の初めにはホモセクシュアルがらみのリアルな描写もあります。クライブさんの裸の後姿も出てきちゃいますよ(きゃぁ!)。人によっては駄目かもしれません。覚悟してみてください(笑)。

b0021101_15255081.jpg出だしにいきなり女装したものすごく気持ち悪いミック。ジャガーがでてきますし、主役の叔父さん役に、”ロード・オブ・ザ・リング”のイアン・マッケランもでてきます。イアン氏は、カミングアウトしていますよね。監督さんもホモセクシュアルだそうです。また、ジュード・ロウもでているそうですが、どうしても私は発見できず。

b0021101_15292186.jpg戦時下では、ユダヤ人であることは最低な事だったが、ホモであることは、ユダヤ人であることよりもさらに最低なことだった。ユダヤ人でありホモであるマックス(クライブ)は、ユダヤ人であるいことを選び、黄色い星のマークを付けられます。収容所で一緒になった男は、ホモを表すピンクの星をつけていた。二人は、先の見えない単純作業(岩を右から左へとひたすら移動するだけ)を延々とやらされます。この2人は、ときどきの会話を交わしていくうちに互いに愛するようになります。触れることは絶対出来ないのに、2人が愛し合うシーンはある意味衝撃的です。

いつも眠そうに見えたクライブ・オーウェンの目は、この映画では全然違っていました。すごい目ぢからにびっくり。最初は、結構ハンサムで遊び人の風貌だったマックスが、収容所に入り、どんどんやせ細り、やつれはて、目だけがぎらぎらとしてきます。坊主頭にして、まるで苦行している修行僧みたい。クライブ・オーウェンの穏やかな声、大きな瞳、もてあますような大きい体、こりゃ当時からただの無名俳優だったんだじゃないと思いました。抑えた演技とぎらぎら光る緑の瞳が、心に残ります。

極限状態における愛。そして、悲しい結末。涙は出なかったけど、最後にマックス(クライブ)が、囚人服を着替えるシーン(見れば分かります)は、すごく胸が痛くなった。ホモセクシュアルであることに誇りを持って生きた男達の話。5点満点で★★★。
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by the_big_blue | 2007-01-02 15:13 | Entertainment