映画: ダークナイト みたよん。
2008年 08月 28日ヒーローもの(インディ)、仮面もの(オペラ座の怪人)に弱い私です。コメントを書くの難しい作品ですが、簡単に言えば、カッコ良くて面白かった。ははっ、平凡なコメントですね。
先だって 東方神起 & SE7ENファンの皆様に励ましていただいた(ありがとうございます!)直後に、関係ない洋画ネタを書いちゃう私ですが、お許しを。だってさ、順番に書かないと忘れちゃうからさ…。
昨日、朝電車乗ってたら急に水曜日だと(女日)気付いて、速攻検索したらマリオンで7時15分から上演。これなら多少仕事にはまっても、何とかなりそう。友人にメールしたら行けるっていうから、鑑賞決定。一人でも行ったと思うけど。脱獄時間を逆算しながら仕事(笑)したわ。
薄い唇が冷たそうでいい。今までのバットマン(マイケル・キートン、ヴァル・キルマー、ジョージ・クルーニー)とは何かが違う。単なる私の好みかもしれませんが、凛とした一本筋の入った気品のあるバットマンです。スーツ着せたらこれまた似合う。ヨーロッパ人の骨格はスーツが似合う。姿勢もあるかも?スーツはアルマーニ?クリスチャンのバットマンは、強すぎず、人間的です。お茶目という言葉が全く似合わない。ブラックジョークぐらいは言うかも。正義感溢れすぎで苦悩する性格はアダとなることもある。今回は、哀しい愛のトライアングルも有ります。でも、そんなバットマン、かっこいいっす。
最新の2作(The Dark Knight & Batman Begins)はクリスチャン蝙蝠男&クリストファー・ノーラン監督のイギリス人コンビ。さっきも書きましたが、このバットマンは真面目で暗い。正義の味方でありたいバットマンのジレンマを描いた゛ドラマ゛ですね。バットマンが悪を無くそうとすればするほど、悪が増長していく。バットマンとして生きれば愛する女は手に入らない。仮面を脱げば、もう一人の身分も危うくなる(御曹司)。悪人を殺せない自分の中のモラルとの葛藤。お金じゃなくて、バットマンがいるからこそ生きているというジョーカー。悪を倒すために良かれと思って行なう行動が、逆に新たな悪を作り出してしまった。そんな葛藤にさいなまれるバットマンを今回は描こうとしたのではないでしょうか?
ヒーローもんですが、楽しい娯楽映画じゃないので好みが分かれるでしょう。友人の友人はバットマンが”黒いクリオネ”に見えてキモチワルクテ15分で映画館でたそうです(爆)。今回半端じゃなくキモチワルイ人が2名出てきます。一人は凝視出来ないくらい怖い!彼の2つの顔は、人間や社会のの本質(二面性)を象徴的に表しています。映画を見れば分かります。演じる俳優さんも上手かった。最初はちゃらそうな奴に見えたのですが、どんどん印象が変わるのです…。これも見ればわかる(笑)。仮面を被らないヒーロー、そしてバットマンと同じ女性を愛する男としてバットマンと対比させてもあります。この映画、実はかなりコントラストが多くて深いのかも?
映像も凄いです。CGも完璧。ついでに香港の夜景も少し楽しめます。黒を基調とした、スタイリッシュな映像。アクションシーンも爆破シーンも容赦ないし、バットマンのグッズは果てしなくクール・・・。マント翻す後姿に萌えた人、沢山いるはず。
五点満点で★★★9/10。限りなく4点に近い、そんな感じ。ヒース・レジャーのがんばりがあったので、ええええい、★★★★点だ!
PS
闇夜(Dark Night) と 闇の騎士(Dark Knight)とで、ナイトの音の懸けているところもおしゃれじゃないですか。
by the_big_blue
| 2008-08-28 14:43
| Entertainment