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東京国立博物館: 遣唐使と唐の美術展

東京国立博物館: 遣唐使と唐の美術展_b0021101_23175125.jpg今日は、久々に国立博物館に行ってきました。ここは、大好きなところです。いちど、のんびり一日かけてみて歩きたいと思いつつ、まだ実行したことはありません。

遣唐使と唐の美術

来週末で終わりで、招待券をもらっていたので、あわてて行ってきました。これは、遣唐使として日本からわたった井真成(セイシンセイ いのまなり)の墓誌が最近中国で発見され、その墓誌と、遣唐使の時代の美術品が展示されています。

私は、古代から、平安の前あたりまでの時代が好きなので、とてもツボにはまりました。見つかった留学生の井真成については、謎が多いようですが、年若くして異国の地に没した彼は、どのような人生を歩んでいたのでしょうか。

「死ぬことは天の常道だが、哀しいのは遠方であることだ。身体はもう異国に埋められたが、魂は故郷に帰ることを願っている」という、墓誌に書かれた彼の言葉に、涙がぽろっと出てしまいました。この時代の美術品は、正倉院の御物と通じるところもあり、動物をかたどったお椀など、見ているだけでユーモラスで、素晴らしい!と思ってしまうものばかり。来週の日曜日で終わり。比較的空いていました。

あと、もうひとつめっけもんは、同時開催の特別展 模写・模造と日本美術-うつす・まなぶ・つたえるでした。ココでは、模造についての展示がされているのですが、もう目の前では見ることができない遠い存在になってしまった、百済観音(模造)が目の前で見られるし、教科書でならった玉虫厨子も目の前で。玉虫の輝きがこんなに美しいとは!捨身虎子図も目の前で見ることができます。

ちょど、平成館では鶴屋吉信が出店をだしていてたので、あんみつを食べちゃいました。寒天は、私の好みよりは、若干やわらかめ。でも、歩き疲れた体にぐぐっとしみこむ寒天と黒蜜の爽やかさ。でも、ところてんにすればよかったと後悔。だってここのところてんは、黒蜜仕立てなんですって!でも、素晴らしい美術品と美味しい寒天で幸せ~~~!
by the_big_blue | 2005-09-04 23:24 | Entertainment